矯正治療とは
歯科矯正治療は、自然な位置にある歯やアゴを整え、正しい噛み合わせと美しい歯ならびをつくりだすことです。
歯ならびが良くなると、物をしっかり噛むことができ、歯磨きもきれいに出来るので、口の中の健康はもとより、消化をたすけて身体全体の健康にも良い結果をもたらします。
単に見かけをきれいに並べるだけではなく、歯を中心とした咀嚼器官、顔の形、機能の回復をはかり、かみ合わせ、発音、全身の健康に影響を及ぼす治療の一分野です。
矯正治療 無料相談日
■ 無料相談日
矯正治療の基礎知識
治療期間
矯正治療には「動的治療期」と言われる歯を正しい位置に動かす治療と「保定期」と言われる歯を安定させる治療があります。
動的治療期は、平均2年~2年半が目安ですが、治療の難易度や歯の移動距離、抜歯の有無によって大きく変わります。
保定期は、動的治療期間と同じ期間が目安です。
治療間隔
動的治療期は、月に一度のペースでご来院ください。1回の治療時間は治療内容にもよりますが、15分~1時間程度です。 保定期は、はじめは月に1回程度ですが、安定してきたら数ヶ月に1回の通院でかまいません。
矯正中の痛みと違和感について
矯正治療は歯を動かす為、当然痛みがあります。
調整後、半日後から徐々に痛みだします。痛みのピークは2~4日目でそれを境に痛みを感じなくなっていきます。
病的なものではなく、一般的には睡眠や仕事や勉強などには影響がないことがほとんどなので、出来るだけ我慢していただきますが、やはり個人差があります。あまりに痛いときには鎮痛剤の投与で軽減を試みていきます。もっと詳しく知りたい方、一度ご相談下さい。
矯正治療の料金
治療を受けようとする上で最も気になるところでしょう。
矯正治療は基本的には自費診療になります。歯科医院によって費用にも幅があり、患者様にとっては何を基準に費用が決まっているのか、わかりにくい部分です。
基本は、自費診療です
矯正治療の費用は基本的には自費診療となります。例外的に健康保険が適用されるのは、顎変型症と診断された手術を伴うケースと、唇顎口蓋裂という生まれつき上の唇、顎の骨が癒合不全であるケースです。
症状により費用が異なります
1人1人の状態により治療法、期間も異なりますので、診査診断を行って治療費用は設定されます。
医療費の控除が適用されます
矯正治療でかかった費用は、基本的に医療費の控除が受けられます。
成人の方の場合は、診断書を確定申告書に添付しますとより確実です。
初診料 | ||
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検査・診断料 | 税抜¥30,000(税込¥33,000) | |
治療費 | 永久歯列 | 税抜¥720,000(税込¥792,000) |
混合歯列 | 税抜¥300,000(税込¥330,000) | |
部分矯正 | 税抜¥100,000~(税込¥110,000~) | |
調整料 | 税抜¥5,000(税込¥5,500) | |
経過観察 | 税抜¥3,000(税込¥3,300) |
様々な矯正装置をご用意しています
矯正機器はひとつではありません。患者様の状態やご希望の治療方法に応じて最も適した器具をご提案します。
当院で扱っている矯正装置の一部をご紹介します。
マウスピース矯正
「マウスピース矯正」とはプラスチック製の透明のマウスピースを使って歯列を整える矯正治療法です。
従来の矯正とくらべ目立たず圧迫感も少なくて済みます。
症状の軽い歯並びを整える際に使用したり、ワイヤー矯正である程度整えてから仕上げに使用するフォローアップに効果があります。
マウスピース矯正の特徴
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メリット
- 透明で薄いプラスチックのマウスピースを使用するため、非常に目立ちません。
- 装置を取り外してブラッシングが可能なため、清掃性が非常に良いです。
- 金属アレルギーの方でも矯正治療をおこなえます。
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デメリット
- 従来の矯正治療よりも治療期間が多少長くなります。
- 症例が限られるため、誰でも施術可能ではありません。
裏側矯正
通常の矯正では歯の表側に付ける矯正装置を歯の裏側に付けることで、矯正治療中であることを回りの人に気づかれずに行える治療です。 熟練した裏側矯正歯科医の場合、表側からの矯正治療も、裏側からの矯正治療もほぼ同様の結果を得ることが出来ます。
裏側矯正
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メリット
- 矯正装置をつけていることがわからない。
- 矯正中の虫歯トラブルになりにくい。
- 前歯が引っ込みやすくなります。
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デメリット
- 歯の裏側に矯正装置がある為、舌に触れる違和感を感じる場合がある。
- 発音がしづらい。
- 食事がしづらい。
- 表側矯正の装置に比べ費用が高い。